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病態を理解して糖尿病黄斑浮腫を治療するー抗VEGF療法を中心にー
2024年7月24日に行われた岡山眼科診療アップデートセミナー2024での講演タイトルです。
内容はいつもお話しさせて頂く「この10年間の糖尿病黄斑浮腫治療の変遷と今後の展望」でしたが、今回はご指名くださった岡山大学大学院医歯薬学総合研究科眼科学 森實祐基教授から「教室のレジデント数名にも自分と同席して聴講させるので、糖尿病黄斑浮腫の病態に基づく診療の考え方、そして抗VEGF製剤に関する理解が深められるような講演内容にしてほしい。」とお達しがありました。若手の教育に力を入れておられる森實教授のお役に少しでも立てればと思い、「VEGFはどのように発見されたのか、そしてどんなサイトカインなのか」「そのVEGFの機能や糖尿病網膜症の病態を考えると、糖尿病黄斑浮腫に対してどのような治療戦略が有用と考えられるのか」など基礎研究的な内容も盛り込んでお話しさせて頂きました。講演の後、レジデントの先生全員からポイントを突いた質問をたくさん頂けて、内容をよくご理解くださったとわかり、とても嬉しく感じました。
森實教授には座長の労もお取りいただきました。このように素晴らしい機会を下さったことに心より御礼申し上げます。有難うございました。
岡山大学眼科のこれからのご発展を心から祈念致しております。
写真は案内状の内容を一部改変したものです。
登録日:2024年07月29日
