院長のブログ

札幌市中央区テレビ塔近くの眼科・内科クリニック、院長のブログです。

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画像から考える糖尿病網膜症の病態

6月22日に現地開催された第10回北海道黄斑診療懇話会での講演タイトルです。
この10年で糖尿病網膜症、そして糖尿病黄斑浮腫の診療は大きく変わりました。OCTやOCTAなどの画期的な画像検査機器の開発そして抗VEGF製剤というgame changerの臨床導入、この二つの変化がほぼ同時期に生じたことがその変化の起爆剤であったと自分は思います。今回のテーマである画像検査という観点では、以前にもご紹介させていただいたXephilio OCT-S1は今後の糖尿病網膜症診療を変えていく機器だと感じています。糖尿病患者さんの網膜における無灌流領域や新生血管を、点滴(造影剤)なし、短時間で広範囲に観察できる機器です。講演ではこのXephilio OCT-S1の魅力を中心に、糖尿病網膜症や糖尿病黄斑浮腫の病態について自分の考えをお話しさせて頂きました。

当日は、旭川医科大学眼科学講座 長岡泰司教授に座長の労をお取り頂き、順天堂大学大学院医学研究科眼科学教授 中尾新太郎教授の露払いで講演させて頂きました。長岡教授にも中尾教授にも久しぶりにお会いできて、またお二人がとてもご活躍のご様子をお伺いできて、とても嬉しい一日でした。

登録日:2024年07月17日

画像から考える糖尿病網膜症の病態